大須商店街
歴史と素適なおつきあい番外編 2012・11・18
大須商店街 幼いころ、お正月に家族みんなで初詣にきた。 久しぶりに母の介護帰省のついでに、寄ってみた。 実は、私の子供が幼いころによく遊んだ友人と連絡がとれない。 大須でアクセサリーの店を開いていたのだが、あちこち尋ね歩いたがもういないみたいだった。 矢場町~清浄寺(小林城址)~万松寺~たんすのばあば~大須観音~柳下水 大須とは 関ヶ原の戦いのあと、家康の命により「清州越し 」という名古屋城を築城したとき清州から町の移転を行ったことをいう。 清洲越しにより、家臣・町人・神社3社・寺110寺・清洲城下の町屋約2700戸が移転したという。 慶長17年(1612)頃から元和2年(1616)までのころに行われた。 そのとき美濃国長岡荘大須郷にあった真福寺(現在大須観音)も移転され門前町として栄えた。 大須の賑わいはなぜ? 今では全国の商店街がシャッター街になっていくのに、大須は元気!おもしろい! なぜかというと、大須も栄に押されて一時寂しくなっていた。 そこで大学生も巻き込んで大道芸などイベントを開始した。人が集まるようになると・・・・ 門前町しての元々の姿、そして秋葉系、下北沢の古着屋系、個人的に好きなのはエスニック系、アジアン系だが、そんな雰囲気が今現在の大須の姿である! 食べ物も世界中のお食事ができそう。 商店街に入りすぐにマップをもらい、さまよった。 小林城跡(清浄寺) 名古屋市中区大須4丁目 現在の清浄寺で、尾張六地蔵第2番札所である。 牧長清の墓がある。 牧長清とは 斯波高経(尾張流足利家嫡流、牧家祖・南北朝の武将)の流れで、信長の時代の牧長正の弟にあたる。 小林城はこの牧長清が23年居城しており、信長の妹を妻にした。夫人は小林殿と呼ばれた。 長清は老後に僧となり、城は廃城したが、尾張藩主徳川光友の剣術師範を務めた柳生兵庫の屋敷となり、元禄時代に清浄寺が建てられた。 万松寺中区大須3丁目 天文9年(1540年)、織田家の菩提寺として織田信秀建立。 信秀の叔父にあたる雲興寺八世・大雲永瑞和尚を開山に迎えた。 当時は現在の中区錦と丸の内2丁目・3丁目にまたがる広大な寺領を持っていたが、慶長15年(1610年)、名古屋城を築く際に小林邑(現在の大須3丁目)に移建した。 尾張徳川家朱印寺として篤く信仰されたが、幕末に衰退、大正時代に所有する山林を開放し町は開拓され、賑わいを戻した。 空襲で焼け野原となり、本堂が再建されたのは平成になってからである。 逸話 ☆ 信長が父の信秀の葬式で抹香を投げた寺だが、場所は旧地のことである。 ☆ これも旧地だが、家康は6歳で人質として駿河に送られるとき、信秀に一時引き取られ9歳までここで過ごした。 ☆名古屋千種区にある日泰寺だが、日本とタイ国の親善の寺である。明治にシャムから分骨された仏舎利が日泰寺に運ばれるとき万松寺から行列がでた。 ☆ 身代わり不動明王は加藤清正が命名したという。 本堂 ビルである。 身代わり不動明王 大須商店街に向いていてとてもにぎやかで、市が開かれている。 織田信秀の墓所 たんすのばあば なでると衣服に困らないそうである。 大須観音 今年はめでたいことから大変なことまで色々あった。 今更ながら今年私は厄年になっている。もう厄はないと思ったのに。 遅ればせながら護摩木で厄払い。 久しぶりに墨をすった。 大須観音は、国宝の『古事記』の最古写本「真福寺本古事記」をはじめ、貴重な古典を所蔵している。 「真福寺文庫」といい、仁和寺、根来寺の文庫と合わせて本朝三文庫といわれる。 そのためか、家康が名古屋への移転を決めた理由は、水害の多い清州から移転して古典を守るという目的があったもいう。 真言宗智山派別格本山である。 清寿院の柳下水(りゅうかすい) 尾張三名水のひとつ。 清寿院は修験道当山派・富士山観音寺といった。 寛文7年(1667) 藩命により清寿院(しょうじゅいん)となった。 見世物小屋、芝居など境内で行われ大変な賑わいだったが、明治の廃仏毀釈で、廃寺となった。 柳下水は中門前にあり、将軍上洛のときには飲用水として用いられた。 からあげやさん
by gannyan1953
| 2012-11-18 17:13
| 愛知県尾張の歴史
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