歴史と素適なおつきあい番外編
伝通院
山門はまだ新しい
新撰組の面々が京に行こうとした
きっかけの浪士隊が集まったところである
家康のおかあさんお大の方はじめ
徳川家の墓所になっている
お大様
千姫
お大様のひ孫に当たる
家光の正室 孝子様
公家の鷹司家の娘
朝廷と幕府はこのころ関係が悪く
孝子様はプライド高く
家光は男色好み
結婚後即別居
それでも離縁せず
72歳まで生きた孝子様
女の意地ですか・・・
このお墓イタリア人宣教師の供養碑である
ジョゼッペ キアラといい、
禁教時に日本に潜入
そして捕縛され
あまりの拷問に耐えきれず
棄教した
死刑囚の奥さんと結婚し
その夫の名「岡本三右衛門」と名乗った
キリシタン屋敷から自由になることはなかった
布教の真意は
国土征服の目的があると述べ
一層キリスト教への警戒心を高めるきっかけになった
「天主教大意を著わし
後のシドッチの取り調べに
使われた
お行儀のいい猫様でした
ジョゼッペがいたキリシタン屋敷にシドッチも入所した
シドッチは宝永6年(1709)ここに捕らえられた。
禁教となったキリスト教の布教活動を
再開するためにやってきたが、屋久島で捕らえられ
ここで新井白石、家光も
尋問したという。
近年 イタリア人の白骨が見つかった
この碑の向かえに奇麗なマンションが建った
その工事中に白骨三体が見つかり
その一体がシドッチだという。
いやすごい
10年数年前シドッチの勉強で
屋久島を訪れた70代の母
何やら文章を一生懸命書いていて
ワープロで仕上げを手伝った。
同じ文章が繰り返されていることに気づいたが
もう認知症になり始めていたのかもしれない
そんな記憶のあるシドッチさんだ
今遺骨が見つかったと母に知らせたいが
私のことも認識していない病気である