歴史と素適なおつきあい

<   2014年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧

鎌倉十三仏めぐり

歴史と素適なおつきあい番外編               2014・10・19
b0228416_09580772.jpg
チベットの閻魔様(やま)

十三仏とは

仏教で十王をもとに作られた日本独自の信仰である。
人が亡くなると冥界の十三の仏様がその人を裁決する。
又、13回の追善供養をそれぞれ司る仏様である。
南北朝に成立し鎌倉では昭和58年(1983)に定められた。

残された人々が亡くなった人を供養する事によって
自分が亡くなったとき冥界の裁きから救済されるそうだ。
怖いからお参りしたくなる。
毎年行うことがよいとされる。

が・・・
私の家は浄土真宗なので冥界に行く事はない。
死去するともう仏様になれる宗教である。そのままで浄土に行けるのだ。
「ご冥福をお祈りいたします」も言わなくていい。冥界にいかないのだから。

浄土真宗の場合の遺族への言葉

「謹んで慶弔の意を表します」とか
「しばらくのお別れですが、長い間お世話になりありがとうございました」
(いつか自身も浄土に迎えられるのだから)
「御遺徳をしのび、哀悼の意を表します」などなど。いやァ 難しい!

閻魔様とは会わなくていい!

自分で選んだ宗教ではないが、なぜかホッとする。

といいながら、ウォーキングしてみた。寄り道含めて20キロくらいだと思う。
 
北鎌倉駅から歩いた順番で右往左往しながらのコースである。


浄智寺
六番 弥勒菩薩  9:40
b0228416_11053047.jpg
ここから海蔵寺に向かうのに葛原岡ハイキングコースから分かれていく
道をいこうとしたが、わからず葛原岡神社に到達してしまった。
 
葛原岡神社   10:00

b0228416_11053580.jpg
祭神:日野俊基
後醍醐天皇の側近で鎌倉末期の文章博士である。
鎌倉幕府に不満をもつ武将が多く後醍醐天皇を中心とした
倒幕計画を進めた。修験者に身をかえ勤王武士を集めるが、
密告により失敗する。(正中の変)

首謀者として鎌倉に送られ佐渡に流された。
再び失敗する。(元弘の変)
後醍醐天皇は隠岐に流され日野俊基はここ葛原が岡で処刑された。
(葛原岡神社由緒より)

浄智寺に戻り、亀ケ谷切り通しを通って海蔵寺へ
あとでわかったが建長寺の前に円応寺があった・・・・・

海蔵寺   10:55
七番 薬師如来
那須の殺生石の源翁禅師で知られる。
b0228416_11054200.jpg

寿福寺   11:10
四番 普賢菩薩

政子、実朝の墓がある。

b0228416_11292804.jpg
浄光明寺   11:25
九番 勢至菩薩

b0228416_11061454.jpg

鉄の井
b0228416_11061969.jpg

円応寺   12:10
五番 地蔵菩薩

b0228416_11062976.jpg

昼食 12:45 鎌倉宮の前にある定食屋さん
   豆腐ハンバーグ定食 730円
   ヘルシーで安くてよかった
   鎌倉夫人っていうお店かな?


覚園寺  13:15
十一番 阿閦如来(あしゅくにょらい)
b0228416_22192820.jpg

明王院  13:50
一番 不動明王
b0228416_11063850.jpg

浄妙寺  14:10
二番 釈迦如来
b0228416_11065141.jpg


報国寺  14:15
八番 観世音菩薩
b0228416_11070103.jpg
文覚上人屋敷跡

b0228416_11070448.jpg

釈迦堂切り通し
もう少し見られるかと思って立ち寄ったが随分手前で
立ち入り禁止になっていた。残念・・・・

b0228416_11070844.jpg
来迎寺    15:05
十番 阿弥陀如来
b0228416_11071239.jpg
本覚寺   15:30
三番 文殊菩薩
恵比寿様で有名
b0228416_11071674.jpg

ここから下馬に出て御霊神社へ
キョンキョンのドラマファンが多く
ロケ地を楽しんでいた。
権五郎の力餅をみやげに
煎餅を歩きながら食べた

虚空蔵堂 ・成就院  16:30
十三番 虚空蔵菩薩
  

b0228416_11071992.jpg
成就院に行く坂道を振り返らず黙々と登る
登ったところで振り返る 
b0228416_11072331.jpg
すごくいい景色

b0228416_11073437.jpg
成就院にあるパワースポットとして人気の縁結びのお不動様

極楽寺  16:40
十二番 大日如来
b0228416_11073810.jpg
閉まってました・・・・終了
柴犬朔太郎が待っているのでジョージア至福の微糖を飲んで
超レトロの極楽寺駅から江ノ電に乗って帰宅。



















by gannyan1953 | 2014-10-20 11:37 | 鎌倉の歴史 | Comments(1)

湯殿山神社と羽黒山の争い

歴史と素適なおつきあい番外編       2014・10・13

b0228416_13574498.jpg
湯殿山神社

b0228416_18161137.jpg
羽黒山五重塔


湯殿山讒言殺人事件


湯殿山神社には別当寺として本道寺、大日坊、注連寺、大日寺の真言宗の4寺があった。
女人禁制だったので注連寺などは女人がお参りできる寺だった。

江戸時代、羽黒山にミシュランで騒がれた石段を作ったのは羽黒山の「天宥」である。

天宥は湯殿山に真言密教から天台宗に改宗するよう説いた。
が、この別当は拒んだ。

この問題は幕府を巻き込み
沢山の即身仏を生み、
番人を殺害する殺人事件、
流刑にまで発展していった・・・・


室町末期まで出羽三山は湯殿山ではなく葉山、羽黒山、月山だった。 
湯殿山は出羽三山奥宮という立場だった。
領主が最上家から酒井家に変わった事で葉山は没落し
かわりに湯殿山が組み入れられたという。

江戸時代になって天宥は徳川家光と親密な天台宗天海に近づく。
そのとき天海から天宥という名をもらった。

天宥は羽黒山に東照宮を作った。
ところが、天海が亡くなってしまい、天宥は讒言により大島に流される。

昭和になってわかったことだが、大島ではなく新島だった。
新島で有名ではなかったためなのか、昭和まで残されていた掛け軸などの
書は焼かれてしまったという。

讒言とは
天宥は百姓一揆の者を匿ったり、沢山のお金で伽藍を作ったことで
既存の羽黒集団と行き違いがあったと思われる。
天宥は湯殿山を出羽三山に組み入れ、天台宗に改宗させることで、
幕府に訴訟を起こしている。が、ことごとく敗訴する。

領主酒井忠勝と百姓一揆の件で対立し、幕府の調べも酒井家が行った事
で、天宥には不利な訴訟だった。
裁判中に羽黒側は湯殿山の番人を拷問したり
殺害もしている。

湯殿山の方はは即身仏になることで真言系をアピールしたかったのかもしれない。
空海の開いた真言密教の説く即身仏になり、名前は空海の「海」が全部に
つけられている。

本明海上人、全海上人、忠海上人、真如海上人、円明海上人
鉄門海上人、光明海、明海上人、鉄龍海上人、仏海上人である。

本来4つの別当は、天宥が現れる前、真言系を意識していた訳ではなく
とにかく吸収されまい!天台宗に改宗しまい!と
即身仏になる人が続いた。



そして明治になって神仏分離令後、
湯殿山は山をご神体とする湯殿山神社に
大日坊と注連寺は真言宗の寺に、
本道寺は口ノ山湯殿山神社に
大日寺は大日寺跡湯殿山神社になった。

空海は鉱山を見つける事が上手かった。
ここには過去に鉱山があり金、銀、銅、亜鉛など採掘された。
湯殿山あたりは鉄色(血の色)の水が流れていた。

平将門を追って出羽にきたのだが、
とんでもない宗教争いを見てしまった。

参考:制作著作 国土交通省 東北地方整備局 酒田河川国道事務所

by gannyan1953 | 2014-10-13 18:17 | 平将門・鉄・秩父・神社 | Comments(0)

出羽三山と平将門

歴史と素適なおつきあい番外編                2014・9月 

出羽三山に行ってきた。
羽黒山は現世、月山は死後、湯殿山は未来だそうだ。
未来から死後、さいごに現世の順で回ったが、ツアーだから文句いえない。

目的は将門様創建の五重塔である。

では訪問順で

湯殿山神社   鶴岡市田麦俣字六十里山7
祭神:大山祇神・大己貴命・少彦名命
出羽三山の歴史は御開山1400年余という古い歴史がある。

自然信仰の古神道から始まり神仏習合され皇室、武将たちに崇敬された。
明治までは真言宗の寺だったが、廃仏毀釈で昔の山をご神体とするようになった。
芭蕉も「語られぬ湯殿にむらす袂かな」と読んだ。

語るなかれ聞くなかれといわれるので多くは語らない。

b0228416_13574498.jpg

b0228416_13581025.jpg
b0228416_13555759.jpg
b0228416_13563639.jpg
参道にあった丹生水上神社
丹生(赤)ではなく水は鉄色

行きは強制的にバスで登り参拝後は歩いて帰ってこれた。
修行する方には会えなかったがぽかぽか気持ちよく18分かかって
先ほどの鳥居到着。運良く湯殿山が見えた。


月山
   
8合目弥陀が原にバスで到着。
気持ちのいい遊歩道を一周したが駐車場に戻ったときには
霧がでて幻想的だった。
間違って画像消去のため写真なし!

羽黒山
b0228416_22441850.jpg
将門創建と伝えられる五重塔
b0228416_22455623.jpg
夜の参道を照らす蛍石という
b0228416_22522352.jpg
b0228416_22480546.jpg
山伏さんの案内で進む
b0228416_22491925.jpg
参集殿
正式参拝をした
b0228416_22525208.jpg
b0228416_22530585.jpg
b0228416_22531409.jpg
b0228416_22532500.jpg
b0228416_22533431.jpg
新幹線の中から福島すぎて十五夜の月が見えた
東京に着いたら雨だった・・・





                    









by gannyan1953 | 2014-10-13 15:10 | 平将門・鉄・秩父・神社 | Comments(0)

注連寺

歴史と素適なおつきあい番外編                2014・9月

出羽三山に行ってきた!

注連寺
b0228416_21451929.jpg
開基は空海で、酒田から赤川、梵字川を遡り、七五三掛(しめかけ)にたどり着いたという。
桜の木に注連縄を張り、壇を築き49日の護摩祈祷を勤めると八大金剛童子が現れ湯殿の霊場に
導いた。大師は湯殿を開山し、戻ってここに大日如来を刻み安置したこがはじまりである。

明和5年(1768)恵眼院鉄門海上人は鶴岡に生まれ、25歳で注連寺の寛能和尚の弟子になった。
湯殿山仙人沢で修行し眼を病む人を助けるため自分の左目を隅田川の龍神に捧げ祈願した。
布教のため北海道から四国まで出かけた。
上人は1000日に及ぶ苦行を行い62歳で即身仏になった。

即身仏
肉身のまま大日如来と一致し仏になることである。
1千日〜5千日五穀十穀を断ち、山草木の実だけを食べる木食を行い、
脂肪水分を落とし土中の部屋に入り入定する。

苦行を通し自らの穢れ、罪をを除き、永遠の命と肉体を得ることで、
未来永劫、飢饉、悪病に苦しむ衆生の難儀を代行し救済する。

エジプトのミイラとの違いは自らミイラになることで、
内臓もある。漆を飲んで体の中から腐らないようにする。

凄まじい!
が、鉄門上人全く怖さも気持ち悪さもなくその尊顔に感動した。

和尚様の話

楽しくはじめて知ったことがある。

仏壇の御仏供様(おぶくさま)のご飯は湯気を捧げるのであって
湯気がなくなったらそのままいただいていいそうである。
ひからびたご飯は食べたくなかったので、いいことをお聞きした。

七五三掛桜に浮かぶ上人

ミシュランに登録されている天井画などを楽しみ
庭の桜の木をみた。
木に顔が沢山あるように見えてしまい、怖くなった。
和尚様が肩をなでてくれ「怖い事はありません。見えた事を喜んでください」と
言ってくださった。
白色の桜が散り際にはピンクになる。

b0228416_22215740.jpg
七五三掛桜

これは横から撮影しているので顔は見えない
本来は本堂から見る
和尚様が言われるには、錫杖を持った上人が見えるという

森敦の「月山」はここで書かれ、芥川賞を受賞した。





by gannyan1953 | 2014-10-13 13:40 | 山形県の歴史散歩 | Comments(0)



横浜周辺の歴史散歩
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のコメント
> rollingwes..
by gannyan1953 at 14:13
初めまして、ローリングウ..
by rollingwest at 16:31
できればメールでお話しし..
by gannyan1953 at 09:08
新横浜スパインクリニック..
by gannyan1953 at 18:23
読めないんですね。申し訳..
by gannyan1953 at 18:09
> ださぶろうさん ご..
by gannyan1953 at 21:44
楽しんでいただけて大変嬉..
by gannyan1953 at 21:41
長津田の大火の事を調べて..
by shin344 at 21:41
初めまして久し振りで ..
by shin344 at 21:35
コメントありがとうござい..
by gannyan1953 at 21:56
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
2014年11月20日命日
at 2017-11-20 08:04
新宿旭町の貧民窟
at 2017-11-18 18:36
新宿の闇市
at 2017-11-12 18:35
東海七福神めぐり 江戸を守護..
at 2017-11-05 12:02
ガンジーの夢をみた
at 2017-10-21 17:14
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧