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歴史と素適なおつきあい番外編 2016・9・27 たまプラーザ駅の南に国学院大学の
たまプラーザキャンパスがある 昔高津谷戸があったところである 国土地理院の昭和47年度の地図を見ると 大きな長方形の土地が、 たまプラーザと国道246号線の間に あるのがわかる 一見飛行場かと思ってしまうほど長く見える 右上から真ん中下方にむかう道が国道246号線 真ん中の縦の長方形の土地が射撃場だった場所 高津谷戸とよばれたこの土地は いい稲がとれた豊かな土地だった ところが昭和16年地主たちに印鑑を持って 山内小学校に集まるよう要請があった 行ってみると恩賜品の 御紋章つきの最中やタバコが配られた そして印鑑を捺して土地を手放した 田は1反350円 畑は一反250円 山は一反180円 陸軍第一師団溝ノ口演習場になった 射撃場 山内のあゆみより 周囲を山に囲まれ 長方形に南北に長く 射撃場するには大変利用しやすい 土地だった 昭和17年工事がはじまり作業に関わる人は ほとんどが朝鮮人だったという およそ100名の人が作業をし 地元住民の参加はなかったという 東と西に高さ7mくらいの土手を築き 長さは800mあった 土手の真ん中に仕切りの土手も作られた 北に的が12個置かれ 銃座は50、100、200、300、400m の地点におかれ壕が掘られた 戦後この射撃場を見た人は立派な施設だったという 400mあれば重機関銃が射てたという 完成までに1年かかり 働いた朝鮮人の若者たちは お行儀がよかったという 手作りで工事をし残念なことに 岩の下敷きになり数名の死者もでたという 完成すると馬絹の六十二部隊の 兵隊さんが練習した 周囲には流れ弾が飛ぶこともあり住民は困惑した そして敗戦・・・ 大蔵省は民間に土地を払い下げた 帰農者に売却され元の地主たちには 半分しか戻らなかった 戦後7年自衛隊がこの土地を使用することが決まった 驚いた山内地区は 自衛隊使用は絶対反対! ここは文化都市にすると発表、 自衛隊使用は見送られのちに 国学院大学に売却された 参考文献:山内のあゆみ:横溝潔
by gannyan1953
| 2016-09-25 21:34
| 神奈川県の歴史散歩
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